
シミュレータで解析する ディジタル信号処理の基礎(Ⅰ)
主な学習内容
○信号の変換(AD変換・DA変換)
アナログ信号をディジタル信号に変換、または、ディジタル信号をアナログ信号に変換するための、両変換、ディジタル量の表現方法、ディジタル量によるアナログ量の表現精度などについて説明します。
○ディジタルフィルタの構成方法とその特性
ディジタル信号処理の例としてディジタルフィルタを取り上げ、加算、乗算、遅延によるディジタルフィルタの構成法とその特性について説明します。
○ディジタル信号処理専用シミュレータを使って検証
シミュレータも、ディジタル信号処理用に特化したバージョンを使用し、FIRに加えて、IIRのフィルタのシミュレーションが可能となりました。また、操作性も洗練され、よりシンプルになりました。
目次
- 第1章 AD・DA 変換
- 1.1 アナログ信号のディジタル化の概要
- 1.2 フーリエ解析
- 1.2.1 フーリエ級数展開
- 1.2.2 複素フーリエ級数展開
- 1.2.3 フーリエ変換
- 1.2.4 フーリエ変換の諸性質
- 1.2.5 複素フーリエ係数とフーリエ変換
- 1.3 標本化定理
- 1.3.1 標本化とホールド回路
- 1.3.2 ナイキスト周波数とエイリアシング
- 1.3.3 アナログ信号の復元
- 1.3.4 アパーチャ効果
- 1.4 量子化とディジタル量の表現
- 1.4.1 固定小数点表示
- 1.4.2 浮動小数点表示
- 1.4.3 量子化ビット数とSNR
- 1.5 第1章演習問題
- 第2章 ディジタルフィルタとその特性
- 2.1 ディジタル信号処理
- 2.2 ディジタルフィルタ
- 2.2.1 単位インパルス関数とディジタルフィルタの分類
- 2.2.2 ディジタルフィルタを構成する素子
- 2.2.3 IIRフィルタと安定性
- 2.2.4 1次IIRフィルタのインパルス応答
- 2.2.5 FIRフィルタ
- 2.2.6 1次FIRフィルタのインパルス応答
- 2.3 ステップ応答
- 2.3.1 IIRフィルタのステップ応答
- 2.3.2 FIRフィルタのステップ応答
- 2.4 畳み込み演算
- 2.4.1 1次IIRフィルタの正弦波の応答
- 2.4.2 1次FIRフィルタの正弦波の応答
- 2.5 フィルタの特性と分類
- 2.5.1 1次IIRフィルタの周波数特性
- 2.5.2 1次FIRフィルタの周波数特性
- 2.5.3 周波数特性によるフィルタの分類
- 2.5.4 APF
- 2.5.5 直線位相特性
- 2.6 FIR フィルタとIIR フィルタの特徴と比較
- 2.7 第2章演習問題
スクリーンショット
動作環境
OS | : | Windows XP/Vista/7/8/8.1/10 ※64bit版windowsでは、32bit互換モード(WOW64)で動作します。 |
CPU | : | 動作周波数800MHz以上推奨 |
メモリ | : | 各OSの動作する最小メモリ以上 |
HDD | : | 空き容量100MB以上 |
ディスプレイ | : | XGA/16bitカラー以上 (XGAに満たない場合、画面をスクロールしていただく必要があります。) |
その他 | : | インストールの際に、web認証を行ないます。 インターネット環境または電子メールの環境が必要となります。 |
※本製品は、1台のPCにつき、1ユーザのライセンスとなっています。
※マルチユーザ環境では、任意の1アカウントでのみご使用いただけます。(インストールには管理者権限が必要です
※本製品のシミュレータ機能は、本製品を使う上で十分な機能かつ特化された機能を備えておりますので、別途シミュレータCircuitViewerをご用意いただく必要はございません。
※弊社製品「CircuitViewer」は、回路設計に適しており、自由度並びに操作性の面で大変優れております。本製品で基礎知識を学んでステップアップする際にはぜひ、お薦め致します。